あらすじ
1999年のNY、三番街に建つ古いアパートで日本人ライターの紺野丈雄は取材を続けている。
取材相手は第二次大戦後にGHQが日本民主化のために設立した部署CCD(民間検閲局)に所属した経験を持ち、それ以前にはマッカーサーの補佐的立場であったというアメリカ人、フォービアン・バワーズ。
50年以上前のことを驚くほど鮮明に語るバワーズの様子に違和感を覚えた紺野に、ハウスキーパーのジーンはこっそりと耳打ちする。
「最近は特にね、向こうにいる時間が長いみたいなの」
若かりし頃へと逆行したバワーズは、紺野のことも、当時親交のあった「キイチロ」という人物だと思い込む。
紺野演じるキイチロの奇妙なインタビューが始まり、バワーズの意識は1940年代の日本へと融けていく…。
歌舞伎の上演規制と解禁に携わった検閲官たちの目を通して描く、「権力と芸術」或いは「人と芸術」の物語。


日時
2021年5月19日(水)~5月30日(日)


場所
雑遊(新宿区新宿3丁目8-8)


作・演出
八鍬健之介


キャスト
渋谷 はるか
藤原 祐規
森岡 龍
朝日奈 寛
粟野 史浩


スタッフ

演出助手 炭谷征之
舞台監督 杣谷昌洋
舞台美術 鈴木健介
照明 朴 秀徳
音響 松宮辰太郎(catSSound)
衣裳 小泉美都
音楽製作 中村友則
写真 杉本 理
宣伝美術 麻衣
陶器製作 田中朋代
票券・当日運営 松本悠(青春事情)
広報協力 古元道広(グッドフェローズ)
企画・製作 wonder×works


協力
文学座
マイターン・エンターテイメント
アミュレート
株式会社ブルーベアハウス
忍冬窯
池林房・太田篤哉

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